title :   奴レイへの道
レイがいろいろいたされてます。
それでもよろしければどうぞ。

▼招集

カイの所有するマンションの一室。
BBAチームが結成されることが知らされてから数日後、「話がある」とカイに呼び出されたチームメンバーの面々が集合していた。
ただひとつ、同じくBBAのメンバーであるレイがこの場に居ないことだけが異なっていた。

「レイはどうしたノ?」
「んー、まだ来てないだけなんじゃねーか?」

タカオの言葉にマックスが大きく頷く。

「アァ、レイも忙しそうだものネー」
「……アイツは呼んでいない」

カイが重々しく口を開き、二人を見やる。

「ナルホド♪」

マックスが指を鳴らし、一人頷く。

「話っていうのはレイの事ネ?」
「レイ?レイがどうかしたのか?」

二人に問われ、むっ、とカイの表情が強ばる。

「………」
「……………」
「…………………」

長い沈黙。一番最初に耐えられなくなったのはマックスだった。

「あーモウッ!カイが僕タチを呼び出したんでショ!?レイの事が気になるのなら気になるってハッキリ言えばいいじゃナイ!!」

マックスが一気にまくし立てる。

「なんだ、カイもレイの事が気になるのか?だよなー、レイってベイバトルも強かったしな~」
「タカオ~、そういう意味じゃないネ」

ハァーと溜息をつき、やれやれといった表情でタカオの顔を見る。

「カイはレイの事が好きだって言ってるんだヨ」

えぇぇ~~っ?と大声で叫ぶタカオに、カイが腕を組んだままやや動揺した声で答える。

「…そういう訳ではないが……ただ……」
「タダ?」

カイの顔が僅かに紅気ばむ。

「…アイツがどんな表情をするのか見てみたい…それだけだ…」


▼計画

「って、本気か?カイ!?」
「……あぁ」
「…どうしてもか?」
「……無論だ。」

表情を変えることなく淡々と語る。

「……嫌なら構わん。」
「…ち、ちょっと待つネ!カイ」

成り行きを見守っていたマックスが口を挟む。

「本当にソレでイイの?後悔しナイ??もっと別の方法が…」
「水原」

凍る視線で睨みつけた後、絞り出すように、自らに言い含めるように、小さな声で。

「……これが…一番良い方法だと思っている」

2人はやれやれといった表情でかぶりを振った。

「…わぁった。協力してやるよ、なぁマックス?」
「……タカオ………、オッケィ。カイがそれでイイのなら、ボクも本気を出すネ」

マックスは心の中で呟いた。

(こんなのに見初められてレイも可哀想ダネー)


▼実行

「あっ、いたいたっ!レイーーっ!」

道端で突然自分の名前を呼ばれ、白いチャイナ服の少年が振り返る。

「どうした?タカオ」
「あのさ、今から4人でベイバトルしないか?」

計画がバレないよう、さりげなく自然に誘い出すのが、タカオの役目。

「ああ、いいぞ。丁度暇を持て余していた所だしな」

ことのほか喜ぶタカオに連れられ近くの公園へ移動すると、そこには既にカイとマックスの姿もあった

「あ、レイ~。これで皆揃ったネ♪」
「でも、4人でって、どうやってバトルするんだ?」

レイがもっともな疑問を投げかける。

「練習だかラ、4人で同時にゴーシュートするネ。最後まで残ったベイの持ち主が勝者ネ~」
「なるほど。面白いんじゃないか?」

そこへタカオが口を挟む。

「でもさ、それだけじゃちょっと寂しいよな。本気にならない奴も居るかも知れないし」

ぢっとカイの方を見やる。カイは押し黙ったまま、レイをじっと見つめている。

(……カイ…?)

「ソレナラ」

マックスが誘導する。

「カケにすればイイんじゃナイ?」
「賭け?」

レイが聞き返す。

「ソウ。一番負けた人が一番勝った人の言うことを聞くことにするネ。コレだとワザと負ける事なんテ出来ないでショ?」
「おお~なるほど。それだと気合も入るしな。なっ、それでいいだろ?カイ?レイ?」

レイが口を挟むより早くカイが答える。

「何であろうと構わん。俺は負けん!」
「……そうだな!」
「おしっ、じゃぁ早速始めようぜ!」

『『『『3、2、1、ゴーシュート!』』』』

計画第一段階、終了▲


▽概要

カイの計画は概ね以下の通りであった。

第一段階:レイをベイバトルに誘い出し、負けたら言うことを聞く、ということを認めさせる
第二段階:ベイバトルでレイのみを先に負けさせる。
第三段階:カイの部屋へレイを連れ込む。

打ち合わせ通り、まずレイのドライガーを真っ先に3人がかりでスタジアム外へと押し出した。いくらドライガーが戦闘に長けていようとも、聖獣3匹に徒党を組んで攻められては一溜まりもない。
残った3人のベイは、レイに八百長を悟られないよう真剣に鍔迫り合いを繰り返した後、タイミングを見計らい、偶然を装い同時にスタジアムアウト。
→勝者3人、敗者1人という事である。

計画第二段階、終了▲


○禁遊

ベイバトルが終わると「休憩したい」とタカオが言い出し、最も近くにあるからと言う理由でカイのマンションで休むことになった。
初めて見るカイの部屋は、生活するために必要最小限と思われる程度の家具が整然と並んで居る。

(一人暮らしとはいえ、ちょっと荷物が少なすぎやしないか?)

レイは部屋のあちこちを見て回ろうとして、さすがに失礼だなと思い取りやめ、おとなしくソファーに腰掛けた。

「ふぅ、あちかった~~。ジュース、ジュースっと」

そんなレイを知ってか知らずか、タカオがさっさと台所に向かい、冷蔵庫の中からを4人分の飲み物を取り出し、マックス、カイ、レイそれぞれに手渡す。
実はレイに渡したオレンジジュースにだけは、火渡特製の利尿剤が混ぜてあるのだが、無味無臭なためそうとは知気付かないレイはソレを一気に飲み干した。
リビングのソファーに腰掛け、暫く4人で雑談をしていると、レイがもじもじと腰を動かしている。
それにいち早く気づいたマックスは、レイに悟られないよう、カイとタカオに目で合図した。

「…な、なぁ……」

大きな声を出したつもりだが、自分でも驚くほど声が小さく、談笑する3人には聞こえていない。

「…なっ、なぁ、カイっ!」
「……なんだ?」

レイは必死に声を出した。

「…お、お手洗い、借りてもいいか?」
「…生憎だが」

カイの目がキラリと光る。

「今日は工事の関係で断水だそうだ」
「………はぁ?」

レイが呆気に取られた声で聞き返す。

「oh!そういえば、下のエントランス通った時にお知らせが貼ってあったネ~」
「おうおう、あったあった」

勿論、そんな都合よく工事がある訳も無い。咄嗟の口裏合わせであるが、レイを信じさせるには十分の効果があった。

「…そっ、そんな…」

白い腿をギュッと閉じ合わせながら、レイは身震いした。
そろそろ生理的に限界に達しようとしている。このままの状態が続いたら、垂れ流してしまうことは容易に想像できる。

(みんなの……カイの前で…それだけは……)

微かに残る理性がすんでの所で押し止どめようとしていた。

「どーしたんだ、レイ?」

突然タカオがレイの腿をスーっと撫でると、ヒィッという悲鳴にも似た声が漏れた。

「辛いんだろ?このままだと漏らしちゃうかも知れないよな~」

腿から脇腹へと移動していた手は、下腹部に到達し、ズボン越しに撫で回す。既にレイのそこは大きく膨らんでいるのが感じ取れた。
タカオは至ってノーマルな性癖の持ち主ではあったが、可愛い子を苛めたくなるという気持ちはカイと同じだった。そのため、計画に一枚乗ってみることになったのである。

「…だっ、駄目だっ…て……言ってる…だろ……タカオっ……」
「駄目。レイは負けたんだから、俺らの言うこと聞くって約束しただろ?」

そう言いながら、レイの膨らみを強く押し込むと、危うく漏らしそうになり、前よりも大きな悲鳴を上げた。額には脂汗が浮かび、泣き出しそうになって哀願しながら、必死で腿をよじる度に、レイの顔が蒼ざめたり、赤くなったりする。
そのなんとも言えない被虐の美しさに、カイはおろかマックスやタカオも股間をテントのようにそそり勃てていた。

「レイ~♪」

マックスが空いていたレイの隣に腰掛けた。マックスは以前からレイを性的な対象として見ており、常々、

『レイってカワイイからいちど鳴かしてみたいネー♪』

などと本人の前でも公言するなど、天性のSでもある。
もっとも、レイ自身は「俺は泣いたりなどしないぞ、マックス」と見当違いなことを言うため、そのような認識は全く持ち合わせていなかった。知らぬは本人ばかりなり、である。

「レイはナニがしたいのカナ?」
「ゃっ…触っちゃ…嫌……だっ…」

明るく笑いながら、窮屈そうに膨んだレイの先端を撫でるマックス。

「ガマンはカラダによくないネー♪」

レイは、泣き出しそうな顔を小刻みに左右に振った。

「ぁ……ぃぁぁ……」

タカオが、レイの耳元に口を付けるくらい近づいた。

「まさか、もう漏らしちゃったりなんかしてないよな~レイ?」
「ぁぁ……ゃぁぁ……」

切羽つまった声を引きずるように漏らすと

「……ぉ……お手洗い……いかせ…て…」
「お手洗いに行ッテ、何するノ?」

マックスが言葉でレイを追い込む。
ギュッと足を閉じ、必死に我慢をするレイの額からは脂汗が幾筋もの流れをつくり出していた。

「言わないと…ここでさせちゃうヨ?」
「…ゃっ……ゃだっ………」

人前で、カイの前で、恥ずかしい言葉を言う訳にはいかない。いや言いたくない。
僅かに残る理性が押し止どめる。
マックスが焦れたように、レイの下腹部を軽く叩いた。

「ぐぁぅっ!!」

ベチンという音と同時にレイの声が響き渡る。
ふと、カイがマックスへ視線を向けた。マックスは有無を言わせないといった形相でレイを追い込んでいる。

(さすがに、この手の事は巧いな…)

カイがそう独りごちている間にも、マックスは容赦なくレイを言葉で責めたてる。

「お手洗いデ?何をしたいノ?レイ?」

独特のリズムで叩くことを繰り返しながら、質問を重ねレイの反応を待つ。
やがて、刺激に耐え切れなくなったレイが、おずおずと口を開いた。

「……ォ……」
「オ?」

マックスが問い返す。

「………ォ……」
「お?」

タカオが追い打ちをかけるように問い返す。

「…ォ………オシッコ………したい……」

限界に近づき、意識も朦朧となったレイは、とうとう恥辱の言葉を口にしたのだった。


○樹液

「ハーイ、よくできまシタ♪」

レイが恥虐の言葉を口にすると、マックスがレイの頭をあやすように撫で、台所へ駆け込んだ。暫くして戻ってきた手にはポリバケツが握られており、それをソファーの脇に置いた。

「準備完了ネ♪」

言葉を合図にタカオがレイを背中から抱き抱えて、容器の手前に立たせた。
ようやく解放されると思っていたレイは、今そこにある現実とのギャップに激しく混乱している。

「どしたノ?オシッコしたいんでショ??してイイヨ~」

マックスの言葉に、ようやくレイにも何の事かを理解することができた。

「ぃっ…嫌だっ!」

二人の意図を知ったレイは、身を捩らせて抵抗を示すが、タカオにがっしりと背後を取られては動きようもない。

「……お願いだ…」
「さっきも言ったでショ?ガマンは身体によくないヨ♪」

言うが早いかマックスはレイのズボンに両手をかけると、一気に引きずり下ろした。

「ひぁうっ!」

レイの下半身が露になる。白い薄布一枚で覆われた部分ははちきれんばかりに大きくなっており、先端から溢れ出る露がくっきりとした染みを作っていた。

「ぐふぅぅっ!」

マックスが指で膨らみを軽く弾くと、衝撃で思わず漏らしそうになり、レイは腰をガクガクと揺すってみせた。

「アハハハッ!面白いネ~♪」

強弱をつけながら、幾度となく執拗に刺激を与えられ、かろうじて耐えていたレイがいよいよ限界を越えようとした時、

「貴様ら、いい加減にしろ」

突然、今まで傍観していたカイが口を開いた。

「…ヵ……カイっ…」

天の助けとばかりに、レイは安堵の表情を浮かべた。
その言葉を合図に、レイの身体を弄んでいた手が動きを止める。
カイが振り返りもせず、右後ろの方向を指差す。

「…風呂に湯を張ってある。そこならば多少はマシだろう。…さっさと行って来い」
「…ぁ…ありがと……カイ…」

解放されたレイは腿を捩りながらスボンをたくし上げ、カイの前を横切り風呂場へ向かおうとする。
その刹那、ひょい、とカイが足を組み替え、無防備なレイの足元を躓かせた。

「あっ?わっ、わっ、わわわぁっ!」

元々不安定な姿勢だったレイは、受け身もとれぬまま前のめりに床へ倒れ込んでしまう。
着地の衝撃でレイの身体がガクガクと激しく揺れた。とにかく立ち上がろうとレイが顔をのけ反らせた…それと同時に、レイの振動が一瞬止まった。

「ぁぁっ…やだっ……だめっ…ぁぁあっ!」

それとほとんど同時に、レイの股間から尿水が徐々に漏れ出していく。

「…やだっ……いやだっっ……ぁぁーっ!」

レイが甲高い悲鳴を響かせた。
見る間に放尿は堰を切ったように勢いよく噴き出す。薬物の影響もありもはや止める術もなく、レイは着衣のままで排尿を始めたのである。
レ イの性器から沸き出した液体は、まず自身を覆う薄布を濡らし、そこから溢れ出た分がフローリングの床へ黄金の泉を作った。それは自らの衣服に染み込みなが らも徐々に広がっていき、やがて一定の大きさにまで到達すると、膀胱から排泄し尽くしたのか、それ以上拡がることはなくなった。

「あ、とうとうやっちゃったな~!レイ!!」

タカオがわざと大袈裟に声を荒立てると、

「アーア、オモラシしちゃたネ~、レイは赤ちゃんみたいネ♪」

マックスが呼応する。
そんな二人の声が耳に入っていないのか、レイは放心したかのように自失していた。蒼白になっていたレイの顔が、かすかに赤みを差し、その中にはホッとした安堵感が漂っている。


「レイ」

カイが声を掛けると、夢見心地だった意識が急に現実に引き戻された。

「…すっ…すまんっ……カイッ…」

レイは俯せから起き上がろうとする。白いチャイナ服の大半は薄黄色に染められていた。
何も言わず、黙ってレイを見つめるカイ。

「…許してくれ…お願いだ……なっ、何でもするからっ」

(……フッ…)

カイはその言葉に満足したのか、レイに悟られぬような笑みを浮かべた。

「…木ノ宮と水原は片付けを。俺はレイを風呂に連れて行く」
「オッケイ!」
「ちっ、カイばっかおいしい所じゃねーか!」
「タカオー、それは言わない約束ネ♪」

タカオの愚痴をマックスが軽く受け流すのを背に、カイは呆然としたままのレイを抱き抱えると風呂場へ向かった。


○哀願

「やっ、やめろっカイっ!」

脱衣場に着き、レイの服を脱がそうとしていたカイの手を押し止める。

「…何故だ」
「…俺に触ると、お前まで汚れてしまう」

レイは鏡に映る自分の姿を見やった。自らの排泄物で黄色く染まった純白のチャイナ服…さきほどの痴態が否応無く思い出され、あまりの恥ずかしさにレイの顔が火の点いたように赤くなる。

「…構わん」

カイは聞き入れることなく作業を続け、レイの服を取り上げると、丸めて洗濯機の中に放り込んだ。

「生理現象だ。汚いなどという事はない。それに…」

続く言葉を飲み込み、自らも服を脱ぎ捨てた。所々がレイの体液で濡れていたため、同じように洗濯機へと投げ込み、レイを誘い浴室へと入る。

「ぁ…」

レイは思わず息を飲んだ。おおよそマンションの設備とは思えない浴室の壁面は大理石で覆われ、洗い場の広さ、浴槽の大きさなど、どれを取っても楽に数人は入れるほどの大きさである。
カイはレイを椅子に座らせると、手桶で浴槽の湯を掬い、レイの身体のすみずみまでかけ流した。スポンジに湯とボディソープを含ませ泡立てると、レイの身体を洗い出す。

「カ、カイッ、自分で洗えるから大丈夫だっ」

真っ赤な顔をしたレイが逃げようとする。

「遠慮するな」

身体をがしと捕まれ、腕から始まり身体の隅々まで洗い上げられて行く。

「…あっ」

レイの秘所にカイの手が侵入する。思わず腰を引くレイを後ろから押さえ付け、素手で丹念に洗い始める。
ゆっくりと撫で回すようにしながら、指を肉棒へと絡めた。

「あぁっ……」

腰がピクンと跳ね、顔が後ろに反り返った。

「もう…こんなに固くしているのか」

カイの言葉に反応するように、手の中ではレイ自身が大きく脈を打ち始める。

「…ゃっ……そこは……」

また腰をピクッと跳ね、レイがたまなさそうに声を漏らした。

「ここを…奇麗にしておかないとな…」

カイが握り締めたままの指を何度か滑らせると、

「あっ……ぁぁっ……」

レイは糸を引くような声を響かせた。背中を弓なりに反らせ、危うく重心を失いそうになって、カイの身体を両手で掴む。

「…レイ……」

カイはレイの身体を受け止めながら、更に強く指を動かした。泡とレイ自身の滴とが混じり合い、ピチュピチュッと淫らな音が響く。

「…ぁぁっ……はぁっ………」

性的な興奮が渦を巻くように高まり、秘芯が熱く疼く。排尿させられてしまってから放心状態だったレイの身体を、性欲という名の欲望が支配し初めていた。

「……ぁっ……カイィっ……」

荒く息をしながら甘い声で鳴くレイ。
だが、まだまだだとカイは自らに言い聞かせた。
レイの口から言わせるのだ。卑猥な言葉を、レイ自身の意志で…。
ふと、カイが指の動きを止めた。それまで与えられてきた刺激の波が突然止まり、レイを襲う。

「…やだっ……やめちゃ……カイ……」

中断された刺激を少しでも得ようと、レイが自ら腰を動かし始める。
それでもカイの動きに変化は見られない。

「……お……お…ねがい…カイ…」
「どうした?レイ」

惚けるようにはぐらかすカイ。

「……なっ、な…ん…でも……する…から……」
「本当に…何でもするのか?」

問いながらレイの肉棒を軽く握る。

「…ぁぁっ!……すっ、するっっ……しま…す…っ」

眉根を寄せて切なそうに顔をゆがめ、途切れ途切れに哀願するレイ。

「絶対だな?」
「あぅっ!んんっ……だ…から…っ………お……ね…が……いっ……カイっ!」

カイは満足そうに頷き、再び掌を上下に動かし始めた。そのピストンにつれて、レイが腰をくねらせ、甲高い声を響かせる。切なげにゆがむ美貌も、鳴くような声も、エロチックで扇情的で、カイの淫心をこよなく刺激する。

「あぁっ…それ……いいっ……あぁっ…」

レイの性感帯は同性であるがゆえに容易に推測できる。カイはのけ反ったレイの耳たぶに軽く口づけながら、より一層激しく腕を動かした。

「…ぁぁっ!だめっ…カイっっ……も、出る、うっ…」
「あぁ、いいぞ、レイ」
「ぁっぁっ…ぁぁぁぁっ!!」

溜まりに溜まった情欲がレイ自身から勢いよく迸り、白濁した液体が浴室の床にポトポトと落ち丸い滴を作る。一部は大理石の壁まで飛び、白い筋を作りながら垂れ落ちた。

カイは浴槽から湯を汲み、はぁはぁと荒く息をつくレイに湯をかけ、泡を洗い流す。
レイを椅子から降ろして床に座らせると、入れ替わるようにカイが腰掛け、足を大きく開いた。
目前には、カイのシンボルが硬く勃起し、レイを狙うようにそそり勃っている。初めて見るカイのソレは、猛り勃って赤黒く充血し、浮き出た血管がドクッドクッと脈打っている。レイは自身の性感が火を噴くように燃え盛るのを感じた。

「何でもする…と、言ったよな?レイ」

レイは顔を一度ちらと上げた後、再び視線をカイ自身へと向けた。一瞬だけ見えたレイの顔は真っ赤に染まっていた。

「……だっ……だが………どうしたら…いい…?」
「…お前がしたいようにすればいい。解るだろう?レイ」

レイは躊躇しながらもおずおずと手を伸ばし、カイの男根にそっと触れる。その途端、ピクッと肉が跳ねた。
熱く猛る肉塊を掌に感じ、戸惑うレイ。

「歯を立てずに、唇でアイスを嘗めるようにすればいい」

レイは一瞬ハッとしたように頬を染めたが、早くやれというようにペニスを指さされると、前屈みになりカイの股間へ頭を近づけた。首を屈めた四つん這いの格好になるので、レイの臀部は頭上高く上がり、浴室の入口に無防備な部分が晒け出された。
レイが取る姿勢のエロチックさに、カイ自身が更に熱を持つ。手中にあるカイの反応は、レイの身体に妖しい興奮を伝えてきた。
やがてこのシンボルが自身の後門から潜り込み、内蔵を撹拌するように出入りする姿がレイの頭に浮かんだ。決して見えるはずのないその光景に興奮し、手のひらに包み込んだ逞しいモノの塊りにそっと口づけを捧げた。

「…くっ…」

カイが小さく声を発し、腰がかすかに動いた。レイはカイが反応したことを感じ取ると、得体の知れない自信が湧くのを感じていた。
レイは舌でチロチロと亀頭部を舐めてから、思い切って口の中にすっぽりと咥えた。
肉棒の灼熱を感じた途端、心地よい陶酔がレイを襲った。咥えた灼熱の肉棒が、とても愛しいものであるように感じられた。
カイに指示されたように、歯を立てないように気をつけて、顔をゆっくりと前後に動かしたり、ときには丸く円を描くようにまわして、唇からチュパッ、チュパッと淫らな音まで響かせて丹念にしゃぶった。

「…ぅっ……レイ……巧いぞ」

カイは頬を膨らませてしゃぶるレイの頭を撫でてやり、ときどき息をハァハァと荒くしている。
滅多に見られないカイの興奮は、慣れないために戸惑いながらもしゃぶり続けるレイにそのまま伝わってくる。
口のなかいっぱいにカイの灼熱を感じていると、だんだんと、レイの身体の奥深くまでペニスを出し入れされたい、という淫望が電流のように背筋を伝い流れて脳髄に達していく。

「…んっ……はぁっっ……」

レイは滑らかに顔を前後させて、献身的に唇で摩擦すると、いちど口を離し、ひと声喘ぐような声を漏らした。
一呼吸してから、はずした唇でサオの根元まで舌でチロチロと舐めおり、玉袋を口に含んでしごくように舐めまわした。貞淑な少年だと思っていたレイのフェラチオが、現実とは思えないほどの巧みさを増している。
カイは血管を浮き上がらせた肉棒を時折ピクンピクンと痙攣させ、獣のように呻いた。

「くっ…レイっ…」

カイが喜ぶのが伝わってきて、レイの舌は自然に玉袋まで愛撫したのだが、それが思った以上の効果を上げ、カイが快楽の興奮にうごめくのを感じると、レイは自分もまた昂っていくのを感じざるを得なかった。

「む、ふふむ……ふふん……」

呻くような声をもらしながら、チロチロと舌で玉袋からサオを伝いあがり、それからまた熱い塊を口に含んだ。

「レイ……気に入ったのか?」

カイがやや興奮した声をかけると、レイは自然に首を縦に振っていた。

(この様子だといけるかも知れないな…)

「そうか、気に入ったのか。……うまいのか?」

レイが呻きながら大きく頷くと、

「レイ。口を離してはっきり言ってみろ」

と、カイがうわずった声を張りあげた。

「うっ、ん……お、おいし……」

レイは、ペニスを離して震え声をもらすと、またすぐにカイのシンボルを口の中に頬張った。

「もう一度、ちゃんと大きな声で言ってみろ、レイ」

普段と違い、興奮した声でカイが命じる。
そのとき、カチッと音がして、マックスが顔を出した。
そうとは知らず、レイは甘い声ではしたない言葉を口にした。

「ぅ……んんっ………カイの…オ…チンチン……お…いしぃ…」

レイの声を耳にしたマックスは、呆気に取られたように棒立ちになり、ドアの側で立ち尽くしていた。


○術策

マックスは思いもかけない光景に接し、しばらく呆然となって、四つん這いになりながらカイのペニスをしゃぶり続けるレイを眺めていた。
恋人同士のように、カイにフェラチオをしているレイにも驚いたが、それ以上に衝撃だったのは、レイの口から出た言葉をだった。

(レイにあんな言葉を言わせるなんテ……カイもなかなかやるネ)

ジェラシーに襲われ、マックスはめまいすら覚えるほどだ。
勿論マックスもある程度予想はしていた。カイが一方的にレイを責め立てる、レイにフェラチオをさせる。そういうことは当然やるだろう。だが、それにしてもである。短期間でレイに、ペニスがおいしいと言わしめるほど、責め立てているとは想像もしていなかった。

(それじゃァ、レイにはもっとキツいオシオキが必要ネ♪)

マックスはポケットの中からいくつかの道具を取り出すと、急いで服を脱ぎ静かに浴室へ潜り込んだ。途中で睨みつけるような視線を向けてくるカイと目が合うが、かまう事なくレイの背後に立ち、露に剥きだされているアナルを邪まな目で眺めた。

「むぐっ?うぐぶぷぅ!?」

レイの双臀を軽く撫でると、突然の刺激を与えられたレイはカイ自身を口に含んだまま低く呻く。
マックスの手には、イチジク浣腸が握られていた。
このままカイの思い通りにはさせないという、マックスの思惑もあるのだろう。レイを完全にオトすためには、より強い刺激による仕上げが必要だとマックスは感じていた。
マックスは、レイの可憐な蕾に唾をつけて入り口を揉みほぐすようにし、それから一気に浣腸器の先を埋め込んだ。

「うわっ、なっなっ?……うわぁっ!?」

うろたえたレイが、頬ばっていたカイの肉棒から口を離し、悲鳴を噴きこぼす。
一瞬、レイは何をされたのかが理解できなかった。
知識として知ってはいたが、実際に浣腸の経験はない。が、排泄器官に異物が埋められた途端、腸壁を撹拌するようにして入ってきた液体から、自分が浣腸されたことを悟った。

「やっ、やめろっっ、やめっ…」

レイはもうフェラチオするどころではなくなった。カイから口を離し、錯乱したように悲鳴を噴きあげる。

「レイ、動いちゃ駄目ネ!もう一本サービスしてあげるカラ、お腹の中をスッキリさせるネ♪」

悶えるレイの腰を押さえ、新しい液剤を注入する。

「あっ……ううっ……」

直ぐにレイが苦痛の表情を浮かべ、泣き出しそうになった。

(随分趣向の変わったサービスだな…)

カイは心の中で思うだけに留めた。
レイに注入された冷たい液体は、まるで生き物のように腸内を撹拌しながら駆け巡る。その動きにつれて、お腹がゴロゴロと薄気味悪い音をたて始めた。浣腸液が、早くも効果を発揮し始めたのだ。それがやがてなにをもたらすのか、経験がなくてもレイにもわかる。

(た、大変だ…ど、どうしよう……)

絶望的な気持ちに陥るレイの頭の中に、風呂場へ連れてこられる前の光景が甦った。レイは、迫る排尿の苦しみに悶え泣きながら、しまいにはみんなの前で漏らしてしまったのである。
あの辱めのときが、またやってくる。いや、今度の方が、排尿よりも数倍も苛酷である。
それだけはどんなことをしてでも避けたい。が、既に浣腸されてしまった今、レイにはどうしようもない。恥辱のときは、すぐにもやってくる。

「レイ、お口はどうしたノ?カイが待ちくたびれてるヨ♪」

迫る恥辱への恐怖心で生きた心地のしないレイに、マックスが非情に命じた。

「カイのペニス、おいしくテ、大好きなんでショ?それなら、しっかりしゃぶるネー♪」
「あぅ、うぐぅ…」

レイはもうそれどころではない。官能の高まりでほのかな赤みの差していた端整な美貌が、蒼白く変わり、額には脂汗がにじんでいる。豊かな黒髪がその頬にかかって揺れ、なんともいえない被虐美をかもしだしている。
悩ましいほど官能的な表情を眺め、マックスは倒錯の欲情を吐き出す。

「レイ!言われた通りさっさト咥えるネ!!」

普段の口調より強く口汚く怒鳴り、レイの頭を押さえ付けレイの唇をこじ開けようとする。

「ぅぅっ……んっ……た…頼むから……」

眉根を寄せて、レイは泣き出しそうに訴える。

「早くっ……お手洗い………おねが……」

浣腸液が腸壁を撹拌していても、まだ我慢できるほどだったが、やがて断末魔を迎えるだろう。もっと切迫してからでは遅いのだ。レイは、必死だった。

「レイ」

排泄感に悶えるレイに目を細め、カイが声をかける。レイを眺めているだけでも欲情が高まる。浣腸の効果が早くも表れ出したことにほくそ笑み、カイは怒張を自分でしごいて、また繰り返す。

「レイ…マックスに何をされたんだ?」

羞恥に悶え、レイが首を振った。悩殺されずにはいられない、被虐の美しさだ。
カイは思わず見とれていた。おびえたレイが、フェラチオを中断してもカイはこだわらない。かつて夢にまでみて何度となく下着を濡らした原因の少年が、間もなく崩壊する。その場面を見るのが楽しみだった。

「どうしたノ?ちゃんと答えないト、もっと挿れちゃうヨ♪」

ニヤニヤしながらマックスが脅す。

「っ、もう、やぁっ…」

美貌を振りたてて声を絞り出し、レイが悲しい吐息をついた。

「…お…お尻に……何か…入れ……ら…れた……」
「レイ~、それは日本語で『浣腸された』っていうネ♪もう一回言ってミテ?」

こうしている間にも、腸内の動きは活発化している。恥辱を越えて、素直になるしかない。

「…お……お尻に……か、浣腸…さ…れ……」

おずおずと口をひらき答えるレイ。それとほぼ時を同じくして再び浴室のドアが開かれ、ポリバケツを手にしたタカオがメンバーに加わった。


○陥落

「ようやく掃除が終わったからさー」

そうカイとマックスに報告するタカオの声には「よくも掃除を押し付けときながら自分たちはレイと愉しくやってたな~」という恨みがましい意図も込められていた。

「ナイスタイミングネ!タカオ」

マックスが笑いながらレイを指さす。

「ん?どうしたんだ?レイ」
「レーイ、タカオに何をされたか教えてあげるネ~」

レイのお腹から一際大きいゴロゴロという音が鳴った。

「タ、タカオ……やぁっっ」

焦れたようにタカオがレイの秘所を指で弄ぶ。

「ほら、何をどうされたんだよ?レイ」
「……お……お尻…に……」
「お尻のドコにネ?」
「……お尻…の……あ…穴に…」
「どうされたんだ?」
「…か…浣腸……さ…れ…たっ…」

迫る刺激のために息も絶え絶えになりながら白状するレイの顔は、恥ずかしさのため真っ赤に染まったかと思うと、腹部への刺激により蒼白くなり、くるくると表情を変えた。

「なるほどな~」
「よくできまシタ♪レイ~」

マックスが敏感になっているレイのお尻の割れ目を撫でながら続ける。

「がんばったレイにご褒美ネ」

縋るような表情でマックスへ顔を向けるレイ。
マックスはレイを見据えたまま、いきり立つカイ自身を指さし、微笑みながら答えた。

「ご褒美に、カイのしゃぶらせてあげるネ♪」

と、レイの口にカイの怒張を突き付ける。

「それがご褒美なのかぁ?」
「そうネータカオ。さっきレイは『カイのオチンチンがオイシイ』って喜んでたネ♪」
「へぇぇ~~。レイって案外好きモンだったんだな~~」

聞こえるようにわざと大声で会話する2人に、レイは眉根を寄せて泣き声を漏らし、顔を振る。無気味な排泄の感覚は、次第に縮まっている。間もなく、それは怒涛のようにレイを見舞うだろう。その非情な予感に脅えながら、レイは訴える。

「…ちがっ…そんな…こと……ないっ……」
「違うノ?それならもっと浣腸するしかないネ~」

マックスが、ニタニタしながら大声を張り上げる。

「やっ…お願いだっ……それはっ…もう…」
「じゃァ、ちゃんと認めるって言うネ?」

レイは首をぷるぷると横に振る。自分の言動とのバランスが取れない状態に陥ったレイを見て、

(そろそろだな…)

とカイはマックスに向かい合図した。

「レイ、言うことを聞いたらトイレに連れていってやる」
「…ほっ…本当か…?」

地獄で仏に出会ったように、すぐにレイが縋り付いた。

「ああ、連れて行ってやる」
「モチロン条件があるけどネ~」
「言うことを聞くよな?レイ」
「………」

怒涛の噴出は差し迫ってきた。レイは、屈従するしかない。小さくかぶりを振った。

「それじゃぁレイ、まずこんな風に言うネ♪『ボクは男のくせに男のペニスが大好きな変態です。お願いだからみんなのペニスを咥えさせてください』ってネー」

妖しい興奮で、マックスの声が震えた。マックスなりのとっておきのカードだった。レイに言わせたと思うだけで、一気に欲情は爆発するかもしれない。

「どうしたレイ?黙ってるとどうなるかわかってるよな?素直に言わないともうすぐクソまみれになっちゃうんだぞー?」

いつの間にかタカオが服を脱ぎ捨て、自らの怒張を摩りながら、下品な表現を投げ付けた。
敢えて下劣な表現を使うことで、育ちの良い白虎族の長を辱め、どれだけの効果があるか計算してのことである。

「やぁっ……言……言うからっ………お手洗いに………頼むっ」

レイは泣き出しそうになりながら哀願する。このまま執拗に言葉嬲りをつづけられ、そのたびに逆らっていたら、やがては死ぬほど切ない恥辱を皆の前で晒さなくてはならない。もう、レイには余裕がなくなりはじめている。

「では、言ってみろ、レイ」

片頬を歪めた笑いを浮かべると、カイがマックスとタカオに目配せした。阿吽の呼吸で互いに頷きあう。

「…お、俺は……」

観念したかのように、おずおずと口を開くレイ。

「……お…男なのに……男の…チ…チンが……だ……大好きな……変態…で…」

所々が無意識のうちに小声になる。

「………お願いだ…から……みんな…の…………を……咥えさ…せて……くれ…」

とうとう美貌の白虎族長が、消え入りたげな声で屈従する。が、実際のところ、もうレイは、排泄の恐怖に脅えて、半ば無意識に言葉を吐き出しているのだった。

「良く頑張ったな、レイ」

カイがレイの頭を軽く撫でる。

「望みのモノだ」

そう言うとカイはレイの口元に自らのモノを押し付けた。レイのフェラチオが中断されてから、既に長い時間が経過しているにもかかわらず、天を向きいきり立っている。

「よかったなーレイ。大好きなんだろ?」

犬這いになって、両脚をハの字に大きく開くレイの背後から、美しいバックスタイルを鑑賞していたタカオが、下品な笑いを浮かべた。

「そうネ!先にカイをイかせることができたら、トイレに連れて行ってあげるネー♪」

言っている本人が、高まる興奮で声を震わせている。それほどに、マックスのサディスティックな嗜虐感が高揚していた。

「…ほっ…本当だなっ……」

三人が無言で頷くのを見たレイは、唇を大きく開いた。じっとカイ自身を待つ口腔の内側で、奇麗な肌色の舌がゆらゆらとうごめいている。
切なげに眉根を寄せた顔立ちからも、舌のうごめく唇からも、排泄を我慢する四肢からも、男を惑わす色香がねっとりと漂い流れた。それを貪り眺めるタカオは、どうしようもないほど興奮した。征服感が、どっとこみ上がって来る。

「あきれたぜ、レイ。顔に似合わず、すげぇスケベなんだなー」

タカオが下卑た高笑いを投げかける。
レイは顔をさらに赤らめながら、うっとりと情感に潤む悩殺的な瞳をそそぎ、朱唇を大きく開いてカイの怒張を咥えたそうにする。

「いくぞ、レイ」

カイは、わななくレイの朱唇に荒れ狂う怒張の先を挿し入れる。
レ イは甘やかな吐息をもらしながら、亀頭部がエラのように膨らむカイの肉棒を口腔内に迎え入れ、顔を前後に動かしながらフェラチオを始めた。すぐにカイの肉 棒は、熱くしっとりとした唾液にまぶされた。それが潤滑油となって唇の摩擦がスムーズになり、カイは甘い快感に痺れた。

「レイ……自分に素直になれ………」

しゃぶるレイの黒髪を撫でてやる。レイの長い髪は、触るとシルクのように滑らかで、男心を捕らえてうっとりさせる。咥えさせながら黒髪を愛撫してやっていると、カイもまた恍惚となる。

「う、うっ……ふぶぅ……」

レイは息苦しそうに呻き、それでも懸命にフェラチオ奉仕をする。いよいよ、自らの限界を悟ったレイは、一刻も早く終わらせようと、より一層激しく口を上下させた。
強い刺激に、カイが思わず顔をしかめ、声を発する余裕もなくレイの顔を両手で押さえた。
レイの口の中で怒張がさらなる勢いを増し、煽られ続けた興奮がそろそろ限界を迎えようとしている。

「うっ…出すぞ、レイっ!」

カイが低く呻き、やがてレイの口腔内に、白濁した青臭い精液が勢いよく噴射された。

「ぐっ…?うぐっ!ぐぷっっ!」

ドクドクと波打つたびに何度も発射され、その度にレイの口内を汚染する。唾液と混じり合ったソレは、レイの口腔壁に容赦なく張り付いた。

「ぐぶぅ…」

得体の知れない感触に、思わずレイは吐き出しそうになる。

「そのまま飲み込むネ、レイ!」

仕上げとばかりにマックスは強い口調で怒鳴ると、レイの喉が動き、ゴクリという小さな音が何度か聞こえた。溢れるように噴出するカイの体液はすべてレイの胃の中に飲み込まれた。

「はぁ…はぁ……」

口内の液体をすべて飲み込み、カイ自身から口を離し荒く息をつくレイ。脂汗が滝のように流れ、最期の時がもうすぐそこまで来ていることを表していた。


○上下開通

「それじゃ、準備すっか」
「そうネ~」

息 も絶え絶えのレイの身体を、マックスとタカオの2人で両側から抱き抱える。そうして、カイ自身の真上にレイの後門が来るように調節する。レイの口腔へ射出 を終えたばかりで、萎え果てているはずのカイの肉茎は、硬度も体積も失おうとはせず、レイへ向かいそそり勃っていたのである。

「よし、こっちも準備OKだな」
「レイ、もう我慢しなくても大丈夫だヨー♪」

マックスが言いながらレイ自身を弄ぶと、そこは何の刺激も与えられていなかったにも関わらず、すでに固く熱を帯びはじめていた。

「レイ、さっきのデ感じちゃったみたいネ~」
「へ?どれどれ」

タカオが空いた手でレイのモノに触れ、強く握る。二人の手に触れられ、透明の液体がぬるぬるとした感触を放つ。

「やっ、ゃぁぁぁっ」

怒涛の排泄は、切迫の度を加えていた。そこに別の刺激が与えられ、レイの気が多少緩んだ。

「今ネ!タカオ」
「おっしゃぁ!」

マックスの掛け声と共に、レイの身体がゆっくりと降ろされていき、レイの秘所に未だ熱を持ったままのカイ自身が触れる。

「ひゃぁっ!?」
「力を抜くネ!レイ」
「カイに栓をしてもらえば、漏らす心配も無いからなっ」

レイの身体をカイに預けると、マックスとタカオは手を放した。身体がカイに抱き抱えられるような構図になり、自重のため、カイの肉棒がレイの身体へ徐々に挿れられていく。

「…ぅ…ぅぐぅっ!……はぁっ……ん……」

浣腸液の刺激で湿らされたレイの蕾は、易々とカイ自身を飲み込んでいく。

「…あぁぅっ!?…ぁぅっ…ぁぅぅ……」

そうして、瞬く間に、レイの秘所はカイ自身をすっぽりと飲み込んだ。またレイの肉棒もはちきれんばかりに天を向きそそり立っている。

「さすがネー、レイ」
「すげーよなぁ……」

カイが腰を突き上げると、同じタイミングでレイが鳴く。

「…ぁぅっっ、ぁっ、くぅっ…」

その度にレイ自身の先端から、透明な先走り液がとめどなく溢れ出た。

「ぅぁん、ぁん、ぁぅ…」

暫くすると、レイの口から漏れる喘ぎ声が、より色艶を帯びるようになる。カイとの交りがレイに快感を与えはじめていたのは誰の目にも明らかだった。

「もうたまんねぇ!」

タカオはレイに近づき、半開きになりながら喘いでいた口へ、タカオ自身を捩り込む。

「ほーらレイ。お前の好きなチンチンだぞ」

排泄欲求と虚脱感、下から突き上げられる嘔吐感、出し入れされるカイの肉棒、背中に感じるカイの温もり、喘ぐようなカイの吐息、すべてがレイから正常な思考を奪いあげる。
レイはゆっくりと口を開くと、自らタカオのいきり立ったモノを口に含んだ。

「うわっ!」

自ら望んだとはいえ、ここまで素直にシテ貰えるとは考えておらず、思わずタカオが驚きの声をあげる。
そんな反応に構う事なく、レイはカイにそうしたように、タカオの肉棒を唾液で濡らすと、口を窄め膨らんだ亀頭部を吸い上げるようにしながら、顔を前後に動かし始めた。

「うっ……レイの口……すげぇ……イイ…」

自分の唾液をまぶしつける感じに濡れた舌を、特に裏側にこすりつけては、しきりにちゅっと音を立てて吸い上げて行く。

「くぅっ!!」

レイは亀頭部とその回りを丹念に清め終えると、いったん硬直から口を離し、今度は裏側の方に唇を押し付けて同じように細かな動きを開始した。

「ふわっ?」

表皮に唾液を塗りつけては舌でこすり、軽く吸い付ける作業を始めると、タカオは空気が抜けるように頓狂な声を漏らすという、不本意な反応を示してしまった。

「レイ…すげぇよ…」

肉茎の根元をレイの右手の指で間断なくしごかれ続け、タカオは何度となく漏れそうになる声を懸命にこらえ続ける以外、なすべき事を思いつけなかった。

「ぐぅぅっ?ぅぅんっ!むぐぅっ!」

突然、カイが激しく腰を揺らし始めた。
タカオのモノをいとおしそうに頬ばるレイにあてられたのか、あるいは自分以外の男のモノを咥えるレイへの嫉妬か。カイの中にどす黒い感情が生まれ、振り払うように何度も腰を振る。
それはレイへとさらなる喜びを与え、同時にレイの口内にあるタカオの肉棒へも伝搬した。

「レイっ!」

辛うじて昂まりをこらえ続けていたタカオは、そのほんの僅かな刺激のために平衡が一気に突き崩されるのを本能的に知って、はっと息を飲んだ。無意識のうちにレイの頭を掴み、固定しようとする。
その瞬間、カイがレイの身体を大きく揺らす。強い衝撃にレイの口から、タカオの怒張が一瞬外れた。
次の瞬間、タカオの硬直はほとんど前触れも鳴くぴくりと痙攣し始め、レイの右まぶたのすぐ下に向けて白い塊を吐き出した。

「…つっ!!」
「うわぁっ!?」

悲鳴を上げて避けようとするレイの抵抗を封じるように、タカオは小さく震える自分の両手にいっそう力を込める。
目を閉じて必死にもがき動くレイの顔のあちこちを、多量に噴き出した白濁液が、容赦なく濡らしていった。

「…ぁぁっ!ごめんレイ!」

ようやく激しい放射が終わりに近づくと、少しだけ落ち着きを取り戻したタカオは息を切らしつつそう言いながら、あわてて両手の力を抜いた。

「ぅぁぅんっ、はぅっ、ぁぐぅっ、ふぅっ」

カイの動きが落ち着きを取り戻し、一定のリズムを取るように突き上げると、レイも同じくリズミカルな喘ぎを漏らす。顔を濡らすタカオの精が、筋となって流れ落ちる。一部は口元へ流れ込み、レイは舌でペロリと嘗め取った。


●汚穢


「早すぎるネ、タカオ~」
「悪ぃ悪ぃ。だけどレイの口すげー気持ちイイんだぜ?マックスも試してみろよ」

早いと言われてプライドが傷ついたのか、タカオは頭を掻きながらバツの悪そうに答える。

「ボクは念のためにコレ使うヨ~」

そう言うとマックスはレイに猿轡のようなものを装着した。普通の猿轡とは異なり、レイの口がリングのようなもので強制的に固定され、自らの意志では口を閉じることすら不可能な状態になった。

「歯を立てられたりすると困るからネ♪」

マックスはレイの顔を上に向かせ、口内に自らのモノを差し込んだ。口を閉ざすこともできず、レイはただマックスが出入りする感触のみを口腔に感じていた。

「じゃぁ、レイ、ちゃんと飲んでよネ♪」

早っ!とタカオが声をかけようとした時、

「あぐ?ぐぶぶぅーーー!」

マックスはレイの喉めがけて、黄金色の液体を放出しはじめたのである。

ジョォォォォォォ………………

マックスの鈴口から出たそれは、レイの口内をあっという間に満たしていく。口を閉じて拒否する術を奪われたレイは、息苦しさに負け、飲み込み続けるしか選択肢が無かった。
ゴクゴクと大きな音を立て、マックスの尿を喉へ流し込んで行くレイの姿をタカオは呆然と眺めていた。

「レイ……すげぇ……」

ふぅ、とマックスが息をつき、レイの口から自分自身を抜き出した。口内には汚水の跡が所々に残ってはいたものの、レイはマックスから放出された小水を殆ど全て胃に収めていた。

「ぁぁ…ぁぐぐぁ…」

レイが苦しそうな声を上げる。カイからは幾度となく突き上げられ、その度にマックスの尿水がレイの体内で撹拌される。

「タカオもスル~?」

ああ、とばかりにタカオが同様にレイの口へ自らの陰茎を差し込んだ。
ぶるっ、と軽く身体を揺らしたのを合図に、タカオの肉棒から小便がチロチロと流れ出した。
先程とは違い、ビリビリとした感触がレイの喉を伝わってゆく。
タカオ自身から噴出される水勢は次第に強くなっていき、レイの喉奥を強く打ち付けていく。

「ごっ…げぼっ…」

勢いの強さと液体の濃さにレイが咽せた。飲むことができなかった分が口から溢れ出す。

「レイ、ちゃんと飲まなきゃ駄目ネ!」

マックスがいきり立つレイの陰茎を強く握り締めた。

「ぐぁぐぶぅっっ!」

強い痛みを与えられ、口内に溜まった液体を必死で飲み干す。無理やり飲まされた二人分の液体が、レイの腹部をぷっくりと膨らませていた。
そっと、レイの瞳から一筋の涙が零れ落ちた。
カイはタカオの陰茎がレイから離れるのを確認すると、レイの鳴き声を聞くため、マックスに命じて猿轡を外させる。
激しい責めに茫然自失となったレイの身体を己の腕でしっかりと固定し、激しくピストン運動を始めた。
激しさゆえ、結合部分はブジュブジュと卑猥な音を出しながら厭らしい泡を立てる。

「やあぁぁっっ!あぐぐっ!うくぅっ!」

カイの動きに合わせるように、レイも激しく腰を振り始めた。

「はぁっ!あぁっ!イィィっ!!」

支えられながらも、必死にカイに腕を回し更に快感を得ようと、激しく腰を動かす。

「やっ、あぁぁっっ!…カイっ!奥っ…だ…めっ……あぐぅ!」

レイが身体を激しく揺さぶる。

「やぁっ!あっぁっぁっ!あぁーーっ!」

レイの四肢が震えたのち、レイの濡れた陰茎から白い液が飛び出した。
レイの身体から力が抜け、ぐったりとカイに凭れかかる。

「うっ……!」

遅れてカイが低く呻き、レイの蕾の中へ二度目の精液を放出した。


●温泉


余韻に浸っていたレイは、カイの迸りを身体に感じ、身体の芯が熱くとろけそうな感触に包まれていた。
そんな矢先、レイの下腹部がギュルルルと大きな音を立てた。

「ぁぐぅ…ぁぐぁぅぅ…」

腸内の動きが再び活性化し、レイに襲いかかったのである。

「やぁっ…もう…出るっっ!」
「もう少し我慢しろ、レイ」

カイは結合したままレイの身体を前のめりに倒し、四つん這いの姿勢にさせた。重力に従い、刺激が身体の奥へといったん鎮まってゆく。

「出すぞ、レイ…」
「ぅぁっ?ぁぁぁぁっ!?」

ゴボゴボッとこもった音を立て、レイの体内へカイの尿が浸入して行く。

「やぁっっ!はっっ、入ってるっ!カイの…?ふわぁぁっ!」

挿れられたまま小便を注がれる事に快感を覚え、レイは腰を振りながら鳴き叫ぶ。腰が動く度にチャプチャプと音がし、レイの腹が波打つ。

「……すげーな」
「……ホントネ~」

ある種異様な光景を目にし、二人が大きくかぶりを振った。
マックスの手には、いつの間に用意されたのかビデオカメラが握られ、狂乱の痴態が余す事なく収められていく。
排尿を終え、カイは再度レイを攻め上げた。後ろから突かれる度に体内の尿水が揺すられ違和感を覚えるが、今のレイにはすべてが快楽に感じられ、よがり悶える。

「あぁっ!カイっ!もっと…あぁっっ!カイっ!イイッ!!」

ヌプヌプとカイの肉棒がレイの身体を前後する度に、中の液体が少しずつ外に漏れ出す。レイは上半身を大きくのけぞり、口を開け唾液を垂らしながら喘いだ。

「苦しいか?レイ」
「あぁっ……だい…じょ……ぶっ……気持ち…良…っ…」

レイのその言葉を聞くと、カイは更に激しく腰を動かす。その度にレイの蕾から少量の尿が漏れていく。

「あぁぁぁっ……イイイィッ……カイッ……カイッ………あぐぅぅぅっ……」

レイがダラダラと唾液を流しながら喘ぎ、より快感を得ようと己の陰茎を手で擦った。


しかし、そんな快楽が遂に終わりを迎えた。
今までレイの腹の中で暴れていた液体群が、いよいよ排出の時を迎えたのである。
ギュルルルルッと、突然轟音が鳴り響いたと同時に、下腹部の痛みが最高潮に達した。陰茎を擦っていた手の動きが止まり、身体をこわばらせながらビクビクと震えた。

「…カイっっ!…だっ…逃げろっ!!」

最後の力を振り絞りレイが叫んだ。
その言葉にカイが反応するより早く、カイ自身が差し込まれたままのレイの蕾から、黄土色の液体が噴き出した。

ブシャァァァァァァァー!!

「ぁあっ!だっ、だめだっ!駄目っ…あぁーーーっ!!」

ブビビビッ!ブジュジュゥッ!ブッビュゥゥ!

レイが大きく叫ぶごとに、結合部から破裂音が発せられ、それと共にレイの体内から、尿と便とがブレンドされた汚水が勢いよく発射され、カイの身体に降りかかる。

「やだぁぁっ!やめっ!!あぁーーーーっ!!!」

こんな所を皆に見られるのは嫌だと、千切れそうな心が叫ぶ。何とか押し止どめようと努力するが、もはや制御することは叶わない。
カイの身体を染め上げた排液が、浴室内に汚臭を漂わせていく。

「ッ、ふゥ…………ンッ」

水便を出し切ったレイは身体中の力が抜けたように床へ倒れ込んだ。ズルッと音を立て、カイの陰茎がレイの中から抜け落ちる。

「ぁぁっ……いやだっ………駄目…っ……!」

最後の枷が外れ、ピピュッ、ププッ……と音が聞こえた。
一杯に開かされたままの蕾から、柔らかい便塊がゆっくりと顔を出し、床へ落ちて行く。

「んっ、んんんっ………!」

腹痛は収まるどころか、より一層激しい痛みとなってレイを襲う。ズキズキと病む腹に力を込めると、軟便がニュルニュルと溢れてくる。

「…はぁっ……くぅっ………」

幾度となく要求を受けるたびに、レイの身体は排便を繰り返す。
ヌプッと押し出された柔便は、床に落ちると自身の重みで潰れ、小さな円をいくつも描いた。

「--ぁーーーっ…!」

ひときわ大きな声を出し、恍惚の表情で意識を手放すのと同時に、レイの肉棒から白濁した精液が飛び散った。




カーテンの隙間より差し込む日差しでレイが目を覚ますと、眼球に白い格子状の天井が飛び込んできた。
殺風景な、全く見覚えのない風景。

(………!?)

急いで起きあがろうとして、全身を鈍い感覚に貫かれ、再びベッドへと身体を沈ませる。
ふと隣を見ると、カイの双眼がじっとレイを見つめていた。

「ようやく起きたか…もう昼過ぎだぞ」
「…カッ、カイ!?」

よく見ると2人とも裸で同衾しており、カイの腕枕で眠っている状態である。レイはどうなっているのかが理解できず口をパクパクとさせた。

「…昨日は大変だった」

あの後3人で浴室を掃除し、レイの身体を洗い、髪を乾かしベッドに寝かしつけたことを伝えると、昨日の出来事を全て思い出したのか、レイの顔が真っ赤に染まった。

「カイ!すまんっ!」

レイがカイの方を向き、横になりながらふかぶかと頭を下げる。

「…は?」
「あんな恥ずかしい所を見せてしまって…」

恥ずかしい所を見せてしまったこと、あまつさえ後始末までさせてしまったこと、羞恥心と自責の念に囚われ謝罪するレイ。

「この償いはどんなことをしてでも……この通りだ」
「そうか。……なら」

カイがレイの身体をぐい、と自分の方に引き寄せ、耳元で囁いた。

「これからも遠慮なくさせてもらう」
「~~~っ!カイッ!!」

レイの顔がこれ以上ないという程赤くなり、側にあった枕を手に取りカイの頭めがけて叩きつけた。



一方その頃、タカオとマックスはレイを迎えにカイのマンションへ向かう途中だった。
昨日の夜、ようやく片づけが終わったと思ったら、用済みとばかりにカイに部屋を追い出されたのである。
手には、レイの着替え。さすがに昨日の今日ではまだ服は乾いていないと読んでの行動であった。

「アノ二人、うまく行ったかナ?」
「…さぁなぁ」
「タカオー?元気ないネー?」
「…あのさぁ」

タカオが足下の小石を思い切り蹴り上げる。

「昨日してもらってから、レイの事が忘れられないんだ。どうしたんだろう」

(……ナルホド、タカオには刺激が強すぎたのカモしれないネ~♪)

「そういうことなラ」

マックスがポケットの中に入れた小さなビデオテープを見せながら耳打ちした。

「カイからレイを取り返す計画を考えようカ?」


このビデオテープが、後に火渡コーポレーションはおろかBBA内外をも揺さぶる大事件に発展しようとは、この時誰も予想だにしていなかった。


(つづく?)



い、いかがでしたでしょうか・・・(汗)
こんなもの書いて怒られないかどうか心配です。
 
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