title :   オトナ達の淫望

仁レイというよりただのレイたん調教になっている気が……_ト ̄|○



生まれ育った白虎族の地を離れ、日本に降り立ったレイは、ジンに連れられBBA本部へと向かっていた。
二人を乗せたタクシーは、目的地へと高速道路をひた走る。
右から左へ、車窓を流れてゆく風景を、レイは身を乗り出して食い入るような眼差しで見つめていた。

「そんなに真剣に見なくても、これからたっぷり見られるって」

やんわりと言葉をかけてはみるものの、はたしてジンの声は聞こえていたのかいなかったのか。レイの後ろで束ねた長い髪だけがゆらゆらと左右に揺れていた。

『全ては一族の為じゃ。耐えてくれ、レイ』

長老に言われた言葉を思い出し、胸が締め付けられるように痛む。

「ベイブレードの腕を買われてBBAに参加した」と言えば聞こえは良いが、実際は白虎族への資金援助と引き替えにBBAへ売られたようなもの。

(一族の皆はこの裏取引を知らない。長老はうまく説明してくれると言っていたけれど…)

レイは懐のドライガーをぎゅっと握りしめた。
これから待ち受ける運命を予感して。




---




BBA本部に到着したレイは、ジンに促されるままエレベーターに乗ると、そのまま会長室へと通された。

「お待ちしておりました。貴方がレイ君ですね。遠いところをお越し頂き、ありがとうございました」

大転寺会長に恭しく頭を下げられ、拍子抜けするレイ。

「はじめまして。金李です。よろしくお願い致します」
「堅苦しい挨拶は抜きにしましょう。これからレイ君にはBBAの為に力を貸して頂かなくてはならないのですから。ねえ木ノ宮くん?」
「ええ、もちろん。これから結成されるBBAチームには彼の力が不可欠です」
「ホッホッホ……楽しみですなぁ」

妖しげな笑みを浮かべながら、大転寺会長は一枚の紙をレイに差し出した。
《誓約書》と書かれた用紙には、BBAに協力し、BBAの指示には必ず従う事、といった旨の契約内容が書かれていた。既に会長のサインと捺印は終わっている。

「これにサインをして頂けますかな。そうすれば契約は全て完了します」

レイは内容をよく読まないまま、渡されたペンで示された箇所にはっきりと名前を記した。

「これで契約は完了です。お疲れ様でした」

大転寺会長は契約書を大事そうに金庫の中へしまい込み、鍵をかけた。

「契約早々申し訳ないのですが、レイ君のデータを取りたいので、御協力願えますかな?」
「データ?」
「飛行機の中で言った筈だよ、レイ。練習のメニューを決めるために、ブレーダーの基礎データを採取する必要がある、って」
「…あ、あぁ、そういえばそんなこと言ってたな」

まさか着いて早々だとは思わなかったけど、とレイは心の中だけで呟いた。

「よろしいですかな?」
「あ、ああ。オレは構わない…です」
「それでは、任せましたよ木ノ宮くん」
「了解しました。じゃぁレイ、付いて来て」

ぺこりと頭を下げながらジンの後ろを小走りで着いて行くレイに、大転寺会長の目尻が自然と細くなる。
バタン、とドアが閉められたのを確認して、机の中から書類を取り出し眺めながら、独り言のように呟いた。

「……事業部の予想では、準決勝に勝ち上がる4人は……木ノ宮タカオ、火渡カイ、水原マックス、…そして金李、ですか」

4枚の書類には、それぞれのパーソナルデータ…身長体重は勿論のこと、生い立ちや性格、気性の激しさ、好みのタイプ…など、ありとあらゆるデータが掲載されていた。

「BBAチームが世界に通用するようになれるかは、如何にしてレイ君を折伏できるかにかかっています……」

書類を持つ手に力がこもり、幾筋もの皺が表皮を覆い尽くす。

「……頼みましたよ……木ノ宮くん……」



---




会長の部屋を出た後、二人は【医療室】と書かれた部屋へと向かった。
セキュリティカードをドアに差し込みロックを解除すると、レイを先に入れ、やや遅れてジンも中に入る。
机の上に置かれていた《基礎データ収集のための小冊子》という本を手に取ると、ジンはペラペラと中をめくり出した。

「じゃぁレイ、これからいろいろ検査をするから、そこで服を脱いできて」
「あぁ、わかった」

隅の脱衣場をジンに示され、レイはすたすたと歩いてゆく。
その間にジンは上着を脱ぎ捨てると、壁に掛かっていた白衣に着替えた。

「これでいいか?」
「…レイ。全部脱がないと駄目だろう?」
「全部って…コレも脱ぐのか?」
「当然だろう?正しいデータを取らなくちゃならないんだから」

人前で全裸になることにやはり抵抗があるのか、レイは恥ずかしそうにしながら下着を脱ぎ捨てた。

「じゃぁ、これからいろいろな検査をするから、そこの椅子に座ってくれるかな」

ジンが指さした先には、いわゆる産婦人科の内診台があった。椅子のようなものに脚を閉じた状態で座り、台が上がるのと同時に太ももが強制的に開かれるようになるものである。

「ジン、なんか、恥ずかしい」
「検査なんだから恥ずかしがる事無いさ」
「そ、そうか……?」

ジンはレイの足首をベルトでしっかりと固定して動けない状態にすると、胸ポケットに入っていた水銀式の体温計をケースから取り出し、何度か振った。

「じゃぁ、体温測るからな……って、この状態じゃまだ測れないな」
「…うわぁっ?ジン、どこ触ってるんだっ!?」
「だってこうしないと入らないだろ?」
「なっ!何がっ!?」
「いいからいいから」
「だって……んッ……あっ……はぁっ……」

ジンの手淫により徐々に熱を帯びてゆくレイの肉茎。
高く天を向いた亀頭の先端に、冷たい金属がピタリと触れた。

「つめたっ……ジン……何を……?」
「ちょっと痛いかも知れないけど、我慢してくれよな」

ジンは左手でレイの根元をしっかりと掴んで固定すると、右手に持った体温計を、排泄の用途しかありえない細く長い尿道に、ゆっくりと埋め込んでいった。

「うがぁぁッ!痛い!痛いッ!」
「レイ!動くと中で割れて酷いことになるぞ?」
「だっ、だってっ!!」

異質のもので狭い内部をこじ開けられる感触。ジンジンと疼く痛みと不気味さとが入り交じった感覚に、レイは泣き叫んだ。

「もうちょっとだから…」

ジンは右手に力を込めて押し込むと、半分ほどをレイの体内へと飲み込ませた。

「あがぁぁぁッ!!」
「そのまま3分待ってて」

差し込まれた尿道が焼け付くように痛む。
しかし手荒な事をされているにもかかわらず、レイの肉茎は熱を失うどころか、はち切れんばかりにますます硬さを増していた。
まるで、痛みこそが快感と感じるように。

「うぅっ……くっ……」

漏れる声が次第に艶を帯びてゆく、そんなレイの様子にジンも気が付いていた。

(まさか……喜んでいるのか?)

信じられないといった表情を浮かべつつ、ジンは体温計を爪で軽く弾いてみた。

「ぐぁっ!……はぁぁぁっ……」

衝撃を与えられ、全身から脂汗を流しながらレイがのけ反る。それと同時に、体温計を差し込まれた鈴口からは透明な先走りの液が溢れ出し、亀頭の表皮伝いに流れ落ちた。

「気持ちいいのか?レイ」

ジンはいきり勃つレイの肉竿を手で掴み、上下に軽く扱いた。
外から細管が締め付けられ、内壁が押し入っている無機質な器機と絡みつき、ざわめきまじめる。

「ああッ……くッ……ああ……」

レイは苦悶の美貌をのけぞらせたまま、ブルブルと腰を震わせた。

(可愛いなぁ……これが仕事じゃ無ければな……)

ジンは体温計の頭を指の腹で押し、さらに中へと押し込めていく。

「あ……ああ……」

既に痛みは感じなくなってきているのか、レイの口から恥ずかしい声が出た。

「あと2分、動いちゃ駄目」

ハァハァと息も絶え絶えに喘ぎながら、レイは全身を覆う躰の疼きに耐えていた。
椅子に括り付けられた状態で悶えるレイ。
両足を固定する台を大きく広げられ、大股開きに固定された格好では、最も秘められたところは隠しようがない。
秘められた谷間が外気に晒され、奥にある排泄器官にジンの視線が突き刺さってくるのが、レイにも痛いほどわかった。

「その間に、こっちの方を調べるから」
「やっ、やだッ……見ないでくれ……」

深い臀丘の谷底に、レイの菊門がひっそりとのぞき、可憐なまでにぴっちりと窄まっていた。その上で、熱く吃立した肉茎が体温計を深く咥えながらヒクヒクと蠢く生々しさとは対照的だった。

「こっちのほうがより重要だから。ここはよく使うことになるだろうからさ」

ジンはレイの肛門を指先で揉み込みはじめた。

「ひッ……そんなとこ……あっ……あぁっ……」
「初めてにしてはいい感触だなぁ。自分で弄ってたりしたことがある?」

レイは泣きながら激しくかぶりを振るが、言葉とは裏腹に肛門はジンの指先にしっとりと吸い付く。それがキュッ、キュウと引き締まり、怯えるように震えた。

「や……ああ……も、もう……やめ……」

排泄器官を弄られ揉みほぐされるというあまりの異常さに、いつしかレイの悲鳴も途切れ、すすり泣くばかりになった。
肛門をほぐされ続け、いくら引き締めてもフックラと柔らかくなりはじめる感覚が、レイの抗いの気力を萎えさせる。

「も、もう……許して……くれ……ジン……」
「駄目。レイにはここを使うことを覚えて貰わないといけないから」
「あ、あぁッ……もう、いやだ……」

レイはブルブルと双臀を震わせ、啜り泣く口を喘がせた。
ようやく指を引いたジンは、レイに突き刺さっていたままの体温計に手をかけ、一気に引き抜いた。

「ぐはぁぁぁッ!」
「……37度か……ちょっと熱があるかな?」

ジンは体温計をケースに仕舞い込むと、戸棚から大きなガラス筒のようなものを持ち出した。一升瓶ほどもある筒には目盛りが付いていて、中にはドロリとした液体が充満していた。

「身体を冷やさなきゃな」
「……なにを、するん、だ……?」

解放されてなお続く身体の疼きに加え、不安と怯えとが入り交じり、レイの声が震えた。

「これ?浣腸器っていうんだけど、中の薬をレイのお尻の穴から入れて、身体を冷やすんだよ」

至って真面目にジンが答える。長大なシリンダーを少しだけ押して、ノズルの先端からピュッと薬液を吐き出してみせた。
ひッ……。信じられない言葉に、レイの目が、恐怖に凍り付く。レイの歯が、噛み合わずにガチガチ鳴りだした。

「初めてだとちょっときついかも知れないけど、今後のこともあるから、これくらいには慣れておいた方がいいと思うんだ」

またもや意味不明なことを言うジンに、レイは危険を察知してか、ブルブルと身体の震えがとまらない。
ジンの手がレイの双丘にかけられ、谷間を割り広げて秘所を剥き出すと、

「いやだッ……やだッ……」

レイの喉に絶叫が噴き上がった。

(御免な、レイ)

怯えてキュッと窄まるレイの肛門に、ノズルが吸い込まれていく。

「やだっ……許して……あ、ああッ……」
「やだって言っても、浣腸器はしっかりレイのお尻の穴に突き刺さってるもんな。ほら……ほら……」

ジンはノズルでレイの肛門をこね回して、内壁を掻き毟った。

「あ、あッ……や、やめ……ああぁ……」
「じゃぁ、入れていくから」

ジンはゆっくりと長大なシリンダーを押しはじめた。
ガラス筒の薬液が不気味に蠢くと、ドクッ、ドクッと注入されはじめた。
ビクンとレイの双臀が震えて硬直した。次に、ブルッ、ブルルッと震えだしたと思うと、レイから悲鳴にも似た声が迸った。

「やだ、やだっ……入れないで……あ、ああッ……助けッ……」

得体の知れない液体が、直腸内へと侵入してくる感覚は、ものすごくおぞましい。

「入っていくのがわかるかな?そんなに力を入れてると、ノズルが千切れちゃうぞ」

ジンがやんわりと諭しても、レイはただひいひい泣いて叫ぶだけだった。
その間にも、薬液は生き物のように注入され続けた。

「も……もう……駄目……入れないで……頼む……」

レイはこれ以上耐えられないと言うように、喘ぎつつ哀願する。

「もう……入らない……」
「まだ半分も入ってないだろ?これを全部入れないと効果が出ないから」

ジンは長大なシリンダーを押す手を止めない。

「そ、そんな……駄目……苦しッ……」
「うーん、他の刺激を与えると気が逸れて入てやすくなるかな?」

ジンは左手で浣腸器を支えながら、もう片方をいきり勃ったままのレイの肉塊へ手をのばした。
手で包み込むように肉茎を掴むと、ゆっくりと上下に擦り出す

「あ、ああッ……いやッ……あああ……」

レイは白目を剥いて、躰をブルブルと震わせた。

「あっ、あぐぅぅッ……へ、変になるッ……うぅっ、お腹が……」
「変になるほど気持ちいいって?レイ」
「あッ……あぁ……もう……許……」

レイはまともに返事もできず、肉の快楽と苦悶とを交錯させる。
いつしかレイの裸身は、油でも塗ったかのように汗びっしょりになって、ヌラヌラと光る。

「そんなに気に入ったなら、もっと入れてやるから」

ジンは容赦なく薬液を体内へ注入しつつ、レイの怒張を扱いた。

「あぁッ……あぁッ……」

前も後ろも責め立てられ、苦悶と快美とを綯い交ぜにしたレイの鳴き声が、ジンの嗜虐の欲情を煽り立てる。

「あ……う、うむ……ああッ……」

レイは口もきけず、まともに息すらできない。
そのうちに、レイの身体に小さな痙攣が走り始めた。

「そろそろ、イッちゃいそう?」

ジンが意地悪く聞いた。

「い、いやだッ……」

レイは叫ぼうとしたが、もう官能の渦に巻き込まれて暴走しはじめる身体を、どうすることもできなかった。

「あ、ああッ……うっ……ううッ……」

レイはガクガクと双臀を揺らして喉を絞ったかと思うと、内臓を絞るような呻き声と共に、裸身をキリキリと収縮させた。

「うッ……あぁッ!!」

レイの肉棒から白濁液が迸った。二度三度と激しく痙攣し、ジンの身体めがけて吐き出される。
やがて放出を終えたレイの身体からガクッと力が抜け落ちた。
だが、ジンは長大なシリンダーを押す手を止めない。なおもドクドクと入ってくる薬液と、ふくれあがる便意とが、レイに余韻を与えない。

「あ……う……うぅ……」

レイはハァハァと喘ぎつつも、呻き声をまじえて、震えだした。

「も……駄目……トイレ……」

いよいよ耐えられなくなったのか、レイは声を引きつらせた。

「うーん、もうちょっと我慢できるようになろうな、レイ」

ジンは一気にシリンダーを押しきり、一滴残さず注入すると、レイは仰け反り、白目を剥いて喉を絞った。薬液を全て入れられ、レイの下腹部がぷっくりと膨らんでいる。
そしてノズルが引かれるのと同時に、レイの肛門が内からふくれあがるように痙攣し、ほんの僅かに液体が漏れだした。

「おっ、出るな」

ジンが慌てて携帯型の便器を宛てがいながら、レイの肛門を覗き込む。

「い、いやだッ、ああッ!!」

レイがどんなに力を入れ、引き締めようとしても駄目だった。

「いやだ……あ、あぁ、見るなァっ……見ないでぇッ!」

いったん漏れて堰を切ったものは押し留めようもなく、小さな水流がたちまちドッと迸った。括約筋の力が解き放たれ、おぞましい音とともに悪臭を伴った液体状の便が噴出してゆく。

「ああッ……見るなァっ!」

次第に薬液と共に固形の塊が次から次へと押し出され、便器の中へと吐き出されていった。

「あぁ、やだ……見ないでぇ……」

レイは断続的な呻き声をあげ、相次ぐ排泄の発作に全身を痙攣させた。鼻を摘みたくなるような臭気があたりに漂う。
そうしてようやく、便器に落下するモノの勢いが弱まると、レイは全身から力が抜けたようにぐったりと椅子に凭れ掛かった。

(ゴロゴロ……)

「……え……?」

ひととおりの薬液を吐き出し終えて、ようやく解放される、そう思ったレイの下腹部がひときわ大きな音を立てた。
直腸の奥まで入り込んだ薬液が大腸の動きを活発にし、奥に溜まっていたものを掻き出そうという二度目の波がレイに襲いかかったのである。

「やだ……ジン……見ないで……」

レイは必死に括約筋を狭めようとするが、全身から力が抜け落ちてしまったように、思うように力が入らない。

「お願いだ……見ないで……見ないで……くれ……」

泣きながら哀願するレイだったが、迫り来る便意は限界に達していた。

(ミリミリッ……)

やがてレイの秘所から茶色い粘土のようなゲル状の物質が漏れだしてゆく。
レイは悲痛の表情でうなだれた。しかし赤恥を晒す軟便は、容赦なくボトボトと便器の中に流れ落ちて行った。

「ちょっと休んだら、次はコレで練習な」

虚ろな目で天井を眺めるレイを尻目に、ジンは棚から男性器を模した張型をレイの目前に見せつけた。




---




「…報告は以上です。まだ未検査項目が若干残ってはおりますが、訓練の方はおおむね順調に推移しています」

それから数日後、BBA本部の会長室で報告書を読み上げるジンの姿があった。

「御苦労様でした。ちなみにレイ君は今何の訓練を?」
「今は柔軟性を付けるための訓練をしています。おそらく張型で拡張されている頃だと」
「ふぅむ……」

大転寺会長は再び机の上に広げた書類を眺めた。

「BBAチームのキーとなるのは火渡カイ君だと思いますが、その辺の対応は如何ですかな?」
「ええ、ですから、レイの訓練には火渡主任の御指導を仰いでいます」

「火渡主任ですか……彼ならば適任ですな。カイ君の好みも知り尽くしているでしょうからねえ」

大転寺会長はホッホッホと笑いながら溜飲を下げた。
『スーパーバトルトーナメント』開幕を3日後に控えた日の出来事であった。



ちゃんと最後までいたしてなくて申し訳ないです

 
(ブラウザバックでお戻りください)