もうひとつの「お勉強」

いつものようにタカオの道場に集うBBAチームの3人。

そこにカイとレイが居ないのもいつもの事。「どうせどっかでいちゃついてんだろー」と吐き捨てるようなタカオの言葉通り、既にBBA内では公認のカップルであり、2人が居ないことに対しては皆気にも留めなくなってきていた。

 

キョウジュ 「今日はベイの練習は一休みにして、面白いものが入手できたのでそちらを中心にしようかなと」
マックス  「面白いモノ?」
キョウジュ 「ええ。この場に2人を呼んでないのはその為でもあるんです」
タカオ   「なになに?勿体ぶってないで早く見せろよキョウジュー」

 

タカオの言葉に急かされるよう、キョウジュはパソコンの電源を入れると、2人に画面を向けた。

パソコンの画面いっぱいには、48枚の画像が綺麗整然と並んでいた。よく見ると、2人が絡み合っているような写真ばかりである。

 

 

タカオ   「…うわっ、なんだ?カイとレイか?」
マックス  「…こんなのよく撮れたネ、カイにバレたら殺されるヨ?」
キョウジュ 「実は、2人の部屋に隠しカメラを設置しておいたのですが、久しぶりに回収したらこのようなお宝が映っていたので、吸い出して編集してみました」
タカオ   「かっ、隠しカメラぁ!?」
キョウジュ 「ええ、またカイがどこかへ出て行ってしまっても困りますから。保険のためです」
マックス  「(だったらリアルタイムで監視してないと意味ナイんじゃないカナ…?)」
タカオ   「でもよー、なんか不思議なポーズをとってるよなー」
キョウジュ 「あれ、タカオは『四十八手』を知らないんですか?」
タカオ   「しじゅぅ…なんだそれ?」
マックス  「アァ、日本に昔から伝わる、Hのときのポーズ集のことネ〜」
キョウジュ 「マックスの言うとおりです。せっかくですから、1つずつ見ていってタカオに勉強してもらいましょうか」
タカオ   「えー、勉強やだなー(…あ、でもあとでレイに試させてもらおうっと♪)」


←トップへ戻る。  →[実践編]へ。